訪問看護ステーション「ケアポート(八戸)」のブログ
訪問看護ステーション ケアポートは在宅療養のお手伝いをさせて頂きます。

認知症の在宅介護



理学療法士の長内です
私は、アルツハイマー型認知症の母親の介護を経験しました。
そしてもう一人、脳卒中後遺症の父親も認知症が進行してきて、介護に追われる日々まっただ中です。
そこで今回は、認知症と私の体験談をテーマに書いてみることにしました


最近、認知症高齢者が加害者や被害者になったニュースをよく耳にするようになりました。
近年の調査で認知症高齢者の数は460万人を超え、予備軍も併せると高齢者の4人に1人が認知症になる時代だそうです。
認知症にはいくつかの種類がありますが、
主なものとして…
アルツハイマー型認知症
脳血管型認知症
レビー小体型認知症
が挙げられます。
全体の約60%はアルツハイマー型認知症で、約20%は脳血管型認知症だそうです。
認知症の症状は、多くの方に見られる中核症状と、そこに本人の性格や環境の変化などが加わって起こる周辺症状があります。
中核症状は記憶障害(短期記憶、学習障害)や見当識障害(場所、時間、人物)、理解・判断力障害などが主なものです。
周辺症状としては、抑うつ、徘徊、暴力、不潔行為、妄想、昼夜逆転、異食、介護拒否などたくさんあります。


症状の強弱はあるにせよ、認知症の家族を在宅で介護するには、様々な苦労があるものです。
私は認知症のある方へ訪問すると、ご家族様から「ケアポートさんは優しくて羨ましいですね」と言われることがあります。
もちろん知識も技術もあるわけですから、療法士としてホスピタル精神をもって接していますが、自分の家族(親)となると、そうもいかないのです。
朝のオムツ交換から、夜に着替えて寝かすまで毎日介護していると、時として心ない言葉を口にしたり、介助が乱暴になったりしてしまいます。


家庭内での高齢者虐待の報道も聞かれるようになり、年間で約16000件の認定があるそうで、年々増え続けています。
多い順に、身体的虐待、心理的虐待、介護放棄と続いているそうです。
そうならないように気を付けているつもりでも、予定を狂わされたり、言うことを聞いてくれない時にはついついイラっとしてしまいます。

おさない絵


最近、在宅介護相談の記事を読んでいて、なるほどと思ったコラムを見つけたので紹介します。
認知症の在宅介護を続けるコツは『一人でがんばりすぎないこと』だそうです。
介護者が体をこわしてしまっては元も子もありません。また、一人の考え方や方法に偏って執着してしまっては良い介護は出来ません
ケアマネジャーや相談窓口を活用し、介護保険サービスなどをうまく利用して、心身共に健康でなければ在宅介護を継続するのは難しいということです
もう一つのコツは『怒らない介護』をすることだそうです。
認知症の方は怒られたことを忘れていたり、理解できないことが多いものです。怒られた印象だけが残り、介護者との人間関係が悪くなると、在宅介護が難しくなる場合が多いとのことでした。


私もこの事を思い出し、体と心にゆとりを持って在宅介護を続けていきたいと思います。
そして、いつか必ず来るであろうその時に「もっと優しくしてあげれば良かった」と後悔しないようにしたいと思います
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by FC2USER018648HAI  at 17:53 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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