訪問看護ステーション「ケアポート(八戸)」のブログ
訪問看護ステーション ケアポートは在宅療養のお手伝いをさせて頂きます。

アピアランスケア



今回担当の木村です

私は平成30年7月18日(水)「がん患者のアピアランスケア」研修会に参加させて頂きました
その内容をお話ししたいと思います

アピアランスケアとは
医学的、整容的、心理社会的支援を用いて外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケアです。
実質的な外見の加工への支援だけでなく、外見の変化に関わる本人の認知の変容を促進することで、必ずしも変化する前の外見に戻すことではない。
ということでした。

外見変化がもたらす苦痛は痛みや悪心などの身体的苦痛とは異なり、
①自分らしさや女性といった自己イメージに関連する心理的な苦痛
②他者との関わりの中で生じる相対的な苦痛があり、
②の方が大きいようです。

アピアランスケア実践のポイントとして、安心して治療に前向きになれるような内容であり、実際の手法として
実際的な外見の加工への支援(治療、スキンケア、脱毛のカバー、カモフラジュメークなど)
外見の変化に関わる本人の認知変容の促進(・外見の変化自体に対する認知の変容・自分らしさに対する変容・他者との関係性における認知の変容)
です。
以前のように対人関係を築けていると感じられるようにすることが必要とのことでした。

がん治療において外見の問題が注目され始めた背景として、
①長期生存が可能になり、QOL概念が浸透。(がんに罹患してから、どのように生きるか)
②入院日数の短縮化(自宅、社会で過ごす日が増えている)
③外来治療の充実
④治療技術・薬剤の顕著な進歩と副作用の重症化
⑤就労への影響

この研修を通して、患者様、家族がどのように生きたいと考えているのか、外見上変化することをどう思っているのかなどを確認し、そのことをもとにタイミングを見ながら関わっていかなければいけないと思いました

木村 画像
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by FC2USER018648HAI  at 08:44 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

毎日暑くてまいりますね



今回のブログ担当の西舘です

昨年10月に出産し、今年の5月から復帰しました
上の子とは歳の差が7つも離れているので、久しぶりの赤ちゃん・・・
毎日バタバタ忙しいし、寝不足もあるけれど楽しく過ごしています
もうすぐ10か月になる息子はずりばいをし始めたり、上下の前歯が生えたりで嬉しい成長がみられます。
1歳までの成長はあっという間なので、見逃さないよう毎日を大切にしていきたいです

さて、今年も夏がやってきました
夏は楽しい行事がいっぱいなので大好きなのですが・・・
連日の猛暑でニュースは高温注意報を発表し、熱中症の報道ばかりが目につきます

7月23日は『大暑』 一年で最も暑い期間に入りました
今年は7月23日~8月6日までだそうで、今が一番辛いときですね。
適度な水分補給や涼しい所での休息、食べ物を工夫したりして夏を乗り切りましょう

西舘 絵

~夏バテしない為に~
量より質に重点をおいた食事を心がける
夏バテ防止の三大食べ物
・てんぷら → 旬の食材の旨みを衣で包んで逃がさない栄養満点食
・うなぎ  → 香りよし、味よしのスタミナ食
・焼肉   → タンパク質をたくさん摂れて、疲労回復や食欲増進効果
室内の過ごし方に気を付ける
・エアコンの冷気を直接浴びないようにする
・温度差を極端にならないよう注意する
日の疲れをしっかりとる
・入浴は眠る30分~1時間前にぬるま湯につかる
・早寝早起きを心がける
・寝苦しい時は氷枕を利用すると寝つきがよくなり快眠できる
西舘 絵ふろ

これからの夏、暑くて大変ですが楽しく過ごせるといいですね
by FC2USER018648HAI  at 17:52 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

認知症の在宅介護



理学療法士の長内です
私は、アルツハイマー型認知症の母親の介護を経験しました。
そしてもう一人、脳卒中後遺症の父親も認知症が進行してきて、介護に追われる日々まっただ中です。
そこで今回は、認知症と私の体験談をテーマに書いてみることにしました


最近、認知症高齢者が加害者や被害者になったニュースをよく耳にするようになりました。
近年の調査で認知症高齢者の数は460万人を超え、予備軍も併せると高齢者の4人に1人が認知症になる時代だそうです。
認知症にはいくつかの種類がありますが、
主なものとして…
アルツハイマー型認知症
脳血管型認知症
レビー小体型認知症
が挙げられます。
全体の約60%はアルツハイマー型認知症で、約20%は脳血管型認知症だそうです。
認知症の症状は、多くの方に見られる中核症状と、そこに本人の性格や環境の変化などが加わって起こる周辺症状があります。
中核症状は記憶障害(短期記憶、学習障害)や見当識障害(場所、時間、人物)、理解・判断力障害などが主なものです。
周辺症状としては、抑うつ、徘徊、暴力、不潔行為、妄想、昼夜逆転、異食、介護拒否などたくさんあります。


症状の強弱はあるにせよ、認知症の家族を在宅で介護するには、様々な苦労があるものです。
私は認知症のある方へ訪問すると、ご家族様から「ケアポートさんは優しくて羨ましいですね」と言われることがあります。
もちろん知識も技術もあるわけですから、療法士としてホスピタル精神をもって接していますが、自分の家族(親)となると、そうもいかないのです。
朝のオムツ交換から、夜に着替えて寝かすまで毎日介護していると、時として心ない言葉を口にしたり、介助が乱暴になったりしてしまいます。


家庭内での高齢者虐待の報道も聞かれるようになり、年間で約16000件の認定があるそうで、年々増え続けています。
多い順に、身体的虐待、心理的虐待、介護放棄と続いているそうです。
そうならないように気を付けているつもりでも、予定を狂わされたり、言うことを聞いてくれない時にはついついイラっとしてしまいます。

おさない絵


最近、在宅介護相談の記事を読んでいて、なるほどと思ったコラムを見つけたので紹介します。
認知症の在宅介護を続けるコツは『一人でがんばりすぎないこと』だそうです。
介護者が体をこわしてしまっては元も子もありません。また、一人の考え方や方法に偏って執着してしまっては良い介護は出来ません
ケアマネジャーや相談窓口を活用し、介護保険サービスなどをうまく利用して、心身共に健康でなければ在宅介護を継続するのは難しいということです
もう一つのコツは『怒らない介護』をすることだそうです。
認知症の方は怒られたことを忘れていたり、理解できないことが多いものです。怒られた印象だけが残り、介護者との人間関係が悪くなると、在宅介護が難しくなる場合が多いとのことでした。


私もこの事を思い出し、体と心にゆとりを持って在宅介護を続けていきたいと思います。
そして、いつか必ず来るであろうその時に「もっと優しくしてあげれば良かった」と後悔しないようにしたいと思います
by FC2USER018648HAI  at 17:53 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

膝の痛み



こんにちは理学療法士の向井です

今回は、膝の痛みを軽減したり症状の悪化を防ぐことができる簡単な体操をご紹介したいと思います
膝の体操と聞くと、スクワットやもも上げ等、ハードな体操を思い浮かべる方が多いと思います
今回、ご紹介するのは、負荷が少なく、とても簡単に行える大腿四頭筋の等尺性収縮体操というものです。

膝


大腿四頭筋とは大腿骨の前面にある筋肉のことで、膝を伸ばす働きをします
等尺性収縮とは、関節を動かさずに筋肉を収縮させることをいいます
収縮(力を入れる)と弛緩(力を抜く)のリズムは、ポンプ作用で膝の血行を良くし、膝の腫れを軽減したり変形を予防します
筋肉の委縮を防いだり、筋肉を強くすることにも効果があります

一般的な方法として
①まず床の上で、膝を自然に伸ばして下さい。座った状態でも、上を向いて寝た状態でも良いです。そして、膝をさらに伸ばすようにしっかり力を入れて下さい。
②足を背屈(上に反らせて)して行うのが良いです。両側同時にしても良いです。
③この体操は収縮と弛緩のリズムで、繰り返し行います。始めのうちは、大腿の前面をつかみながら体操すると良いです。手でつかんでみると、筋肉が収縮している時は固くなるのがわかります。
④収縮と弛緩が正しく出来ているかは、膝蓋骨(膝の皿)を左右に動かしてもわかります。筋肉がしっかり収縮していれば、膝蓋骨は動きません。弛緩されている時は、グラグラと動きます。
⑤約5秒間収縮させ、続いて約5秒間弛緩させるのを1セットします。1回10~20セットとし、少なくとも1日2回(朝・晩)は行って下さい。

1回目は朝目覚めてすぐ、2回目はお風呂上り等、だいたいの時間を決めて行うと継続しやすいと思います
膝疾患には手術が必要な場合もありますので、できる限りの運動をして膝を大切に使っていきたいですね
by FC2USER018648HAI  at 17:32 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

エンド・オブ・ライフ・ケア



今回のブログ担当は土佐育子です


昨年2日に分け、エンド・オブ・ライフ・ケアにおける看護の研修に参加させて頂きました

エンド・オブ・ライフ・ケアの基本的な考え方と緩和ケアの違いについて述べると、
緩和ケアは生命を脅かす疾患に伴う問題に直面する患者と家族に対し、痛みや身体的、心理、社会的、スピリチュアルな問題を早期から正確にアセスメントし解決することにより、苦痛の予防と軽減を図り、生活の質(QOL)を向上させるためのアプローチである。
エンド・オブ・ライフ・ケアは、疾病や老いなどにより、人が人生を終える時期に必要とされるケアである。ライフ(生活、人生)に焦点を当て、QOLを最期まで最大限に保ちその人にとってのよい死を迎えられるようにすることを目標とし疾患を限定せず、高齢者も対象としている。

研修では、他に文化への配慮・倫理的問題・痛みや症状のマネジメントについて講義もありました

5月画像

話しは変わりますが、飯田史彦というスピリチュアルの研究をしている方がいて、潜在意識というか数多くこの世に生を受ける、または臨死期の状況の症例を紹介されていました。
喪失・悲嘆・死別が続き、なぜ“生きるのか”と私自身がもやもやした時期がありました。
そんな時この方の講演を聴く機会がありました。みなさん涙を流し聞いており、その後、気持ちがスッキリしたというか、癒されたことを覚えています。


講義では、下記を学びました。
死が近づいた時期の家族の抱えるニード(欲求)は8つある。(Hampe SO 1977)
①死にゆく人々と共にいたいというニード
②死にゆく人の役に立ちたいというニード
   何か行える援助はないか、援助できたことでできているという安心につながる
③患者の安楽の保証に関するニード
④患者の状態を知りたいというニード
   今の状態を医療者に問う。説明することで心配事が解決したり、安心する
⑤死期が近づいたことを知りたいニード
   死別に対する心の準備をしていく
⑥感情表出のニード
   死が近いという現実に向き合う、あるいは喪失、悲嘆な気持ちを表出する
⑦家族による慰めと支えに対するニード
⑧保健の専門家による受容と支持と慰めに対するニード


死に近づいた方と家族とはかけはなすことはできないです。
同じ時、場を一緒に過ごす中で、この8つのニードの援助を進めて不安や苦痛を取り除いていく看護を提供していきたいと思います
by FC2USER018648HAI  at 12:12 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑