訪問看護ステーション「ケアポート(八戸)」のブログ
訪問看護ステーション ケアポートは在宅療養のお手伝いをさせて頂きます。

高齢者に多い冬の皮膚の痒みについて



今回担当の小川です
高齢者に多い冬の皮膚のかゆみについてお話しします


かゆみの原因は皮膚の乾燥。水分と皮脂が減少します。
寒い季節になると皮膚の乾燥やかゆみに悩まされる人が増加します。
特にシニアは、加齢の影響で皮膚の水分を保つ機能が低下し、皮脂の分泌が不足して、乾燥しやすくなります。
乾燥にはホルモンの影響もあり、女性は女性ホルモンが減少する更年期以降になると皮膚の水分量が減少します。男性も70歳近くなると男性ホルモンの減少により皮脂の分泌が減少して乾燥しやすくなります。
皮膚が乾燥すると皮膚を外敵から守るバリア機能が低下し、わずかな刺激にも反応してかゆみを感じたり赤いぶつぶつが出来てきたりします。特に汗腺や皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位は衣類が擦れやすい部位は、かゆみが起こりやすくなります。
その他に、腎臓病・肝臓病・糖尿病などの内臓の病気が原因になったり、服用している薬のためにかゆみが起こることがあります。

かゆくてもかくのは我慢。かけばかうほどかゆくなります。
かゆいところがあると我慢できずについかいてしまい、「血が出るまでかいてしまう」という患者さんもいます。
かくと刺激になってかえってかゆみが増したり、皮膚に炎症が起こるなど、悪循環に陥ってしまいます。中には炎症の影響によって、全身に湿疹が広がったり、熱が出たりすることがあります。
また、乾燥して荒れた皮膚からはさまざまな異物が侵入しやすくなるため、アレルギーを起こしやすい人では、アトピー性皮膚炎などを発症することもあります。

かゆみの対策。季節を問わず毎日保湿しましょう。
皮膚の乾燥対策で最も重要なのが、保湿剤を毎日きちんと塗る事です。
十分保湿を行うことで皮膚のバリア機能を高め、トラブルを防ぐことができます。
また、刺激を受けやすい手を守るために、水仕事ときはゴム手袋をつけることも習慣にしてください。

保湿


<保湿剤のタイプ>
保湿剤は、水分・油脂・保湿成分等でできている。油脂の水分の含有量により、いくつかのタイプに分けられている。乾燥の程度が強いほど油脂が多いタイプが適している。
ローション…油脂が少なく、水分が本も多い。さらっとしているが、保湿時間が短い。
乳液…ローションより水分が少なく、油脂が多い。塗りやすいが保湿時間は短い。
クリーム…乳液より水分が少なく、油脂が多い。塗りやすいが保湿時間はやや短い。
軟膏(ワセリン)、オイル…皮膚の表面を油膜で覆う。保湿時間は比較的長いが、べたつくなどの使用感がある。
どれを選べばよいか迷うかもしれませんね。一般に寒い季節は乾燥しやすいので、油脂を多く含むクリーム、軟膏、オイルなどが適しています。
皮膚の状態に合わせるのはもちろんですが、毎日使うものなので、使い心地も考え自分に合ったものを選びましょう。
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Persimmon



11月ブログ担当の吉田です

今年のカレンダーも残すところあと一枚となり、寒さもぐっと増してきましたね
みなさまの体調はいかがでしょうか

この秋、わたしは何故か毎日柿を食べていますいままでにないことです
なぜ柿を欲するのか????ちょっと調べてみました

柿には天然の総合ビタミン剤と呼ばれるほどの豊富なビタミンが含まれています
ビタミンC、A、K、B1、B2さらにポリフェノールまで。
中でもビタミンCはミカンの2倍もあり、富有柿普通サイズ1個で一日分の必要量は十分補えるほど。
柿は全果物の中でもビタミンCが豊富なもののひとつなのです
さらにポリフェノールは赤ワインの50倍、抗酸化パワーに至っては緑茶の500倍。ビタミンCはコラーゲンの生成を促す、疲労回復、ビタミンAは免疫力を高める効果もあり、柿で美肌効果、風邪予防対策が出来てしまいます

そして、柿の渋み成分タンニンはアルコール成分の分解を促進する効果もあります
カリウムは利尿作用を促す効果もあるため二日酔い回復にはもってこいの果物なのです

とはいえ、食べ過ぎには注意が必要
からだを冷やしてしまい消化不良になる場合があり、タンニンの摂りすぎは貧血や便秘を引き起こしてしまいますので、1~2個/日が適量です
柿の旬もあとわずか。スーパーに並んでいるうちは毎日1個を続けてみたいと思いました。
みなさんも美味しく食べて年末の忙しい時期を乗り切りましょう

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by FC2USER018648HAI  at 17:57 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

排便について



みなさん、こんにちは
今回のブログ担当の工藤です

日常的に排便ケアをしている私たちですが、学びを深めるために先日、青森県看護協会主催「排便ケアと地域連携」という研修に参加しました。その報告をしたいと思います

研修では、以下の事を学びました。
排泄とは…
外界から取り入れた物質を消化吸収した結果、不要になった老廃物を体外に出すことを言い、とても個別的でデリケートな行為であると同時に社会的規範に左右される行為であるため、個々に合わせ排便コントロールを行う必要がある。
●きちんと食べ・その人に合った排便リズム・苦痛なく排便できるようにすることが目標で、そのためには、排便日誌を利用することで状況把握することが有効である。
●排便日誌等を利用し、日常生活の観察等から排便障害の原因を確認し、原因に応じた対策をとる必要がある。
しっかり必要なものを食べ、身体を適度に動かし、十分で良質な睡眠を取る等生活のリズムのコントロールが排便障害改善のためには重要なので、排便障害がある方にはこの観察項目も気を付けて看ていく必要があります。

この研修の中で、「排便日誌」というもの評価指標が排便ケアを行う上で、特に有効であると学びました。
排便日誌とは…
食事摂取状況(量・時間・水分量・食欲の有無等)、排便時間・排便量・性状、下剤使用状況、便意の有無(排便時・排便時以外で)、活動状況、生活リズム等を記載する。週単位、月単位で表にまとめると見やすく関連性が見えてくる。
排便日誌を利用することで、排便に関与する項目の関連性を把握し、排便リズムがつかみやすくなり、個々に応じた排便ケアを実施できるということでした。

また、排便ケアの補助的なケアとして、ツボ押し・マッサージ(逆Z・腰のマッサージ等)を今まで実施していなかった事を学べたので、実際のケアに活かしていきたいと思います

 訪問看護利用者で介護度が高くなるにつれ、排泄の援助が実施されることが多く、また介護者の不安も排泄の援助についてが多いため、入院時から排便コントロールして介護者の負担軽減に努める必要があるので、各々連携が必要であると思いました。
排便コントロールが困難な利用者がいた際には、排便日誌の利用を検討し、排便ケアを提供できるようにしたいと思います



快便 工藤
by FC2USER018648HAI  at 08:45 |  未分類 |  comment (1)  |  trackback (0)  |  page top ↑

災害看護の研修を終えて



皆さまこんにちは、10月担当の佐々木寿美子です

秋が深まってまいりました夏の疲れがでているころかと思います。
食欲・運動の秋、プラス睡眠の秋で体力づくり頑張って下さい


さて、私は9月6日、災害看護の研修に行ってまいりました
皆さまの記憶が新しいと思いますが、なんと同日3時8分、北海道で大きな地震がありました。研修会場に向かう車の中でのラジオからは地震の被害状況がずっと流れていました。その様な前提で迎えた研修はまるでこれから現場にむかわなくてはならないのではと考えてしまうくらいの現実身のある話でした。

研修前、「ブログ担当だよ」とお知らせもあったので、それも意識し、受講していました
そして、皆さまに是非お伝えしたい事が2つあります。

1つ目は、まず、逃げて下さい。
1 疑わしいときは行動せよ。
2 最悪事態を想定して行動せよ。
3 空振りは許されるが見逃しは許されない。
というプロアクティブの原則という言葉があるそうです。
東日本でも「津波はたいした事ないから大丈夫」と考えてしまった方々が命を落としてしまったようです。日本は地震や噴火から逃れられない為、いかに物的・人的被害を少なくするかが今後重要な時代を迎えたと話がありました。
「空振りは災害対応の場合においては必要な無駄である」という言葉がとても頭に残りました。
北海道の地震は夜中に起こり、逃げる時間もなく土砂が襲ってきました。テレビをみていると「初めて」と言う言葉がインタビューで聞かれていました。災害はいつ何時おきるのかわかりません。人の想像を超える事があります。地震があったら、噴火があったら、洪水があったら、テロがあったらなど、自分や家族がどう行動すべきかを普段から考えておく事が大切だなと身に迫る思いでした。

もう1つは、普段から避難所の把握をしておく事が大切と感じました。家族との集合場所として設定して置くべきと思います。
避難所の中でも福祉避難所がある事をご存知でしょうか
・高齢者、妊産婦、乳幼児、障害者、病弱者等、一般的な避難所では生活に支障をきたす人達の為に、何らかの特別な配慮がされた避難所とされています。
・対象者は身体障害者、知的障害者、精神障害者、高齢者、人工呼吸器、酸素供給装置等使用している在宅の難病者、妊産婦、乳幼児、病弱者、傷病者です。
・八戸市は市での福祉避難所4か所と施設での福祉避難所47か所の全部で51か所の福祉避難所があります。施設によって受け入れ対象者が決まっているので、普段から受け入れてくれるところをチェックし、いざという時はスムーズに避難できるようこころがけしておくことが大切と思います。また、普段からその施設の担当の方に話しておく事も大事と講師の方はお話されていました。(八戸市福祉避難所でアクセスすると指定避難所一覧の所に福祉避難所はこちらと明記されています。そこをアクセスすると一覧が出てきます)

 以上2点でしたが、研修を修了し、家に帰ったら、「あおもりおまもり手帳」が届いていました。中を拝見したら、研修での内容が盛りだくさん記載されていました。とても大切な事が凝縮されています。普段繰り返し読まれる事をお勧め致します。

すみこ ブログ画像kocchiJPG
 
いつ起こるかわからない災害に対応できるよう、通常から備えていく事が本当に大切であることを痛感した研修でした
 
by FC2USER018648HAI  at 08:45 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

アピアランスケア



今回担当の木村です

私は平成30年7月18日(水)「がん患者のアピアランスケア」研修会に参加させて頂きました
その内容をお話ししたいと思います

アピアランスケアとは
医学的、整容的、心理社会的支援を用いて外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケアです。
実質的な外見の加工への支援だけでなく、外見の変化に関わる本人の認知の変容を促進することで、必ずしも変化する前の外見に戻すことではない。
ということでした。

外見変化がもたらす苦痛は痛みや悪心などの身体的苦痛とは異なり、
①自分らしさや女性といった自己イメージに関連する心理的な苦痛
②他者との関わりの中で生じる相対的な苦痛があり、
②の方が大きいようです。

アピアランスケア実践のポイントとして、安心して治療に前向きになれるような内容であり、実際の手法として
実際的な外見の加工への支援(治療、スキンケア、脱毛のカバー、カモフラジュメークなど)
外見の変化に関わる本人の認知変容の促進(・外見の変化自体に対する認知の変容・自分らしさに対する変容・他者との関係性における認知の変容)
です。
以前のように対人関係を築けていると感じられるようにすることが必要とのことでした。

がん治療において外見の問題が注目され始めた背景として、
①長期生存が可能になり、QOL概念が浸透。(がんに罹患してから、どのように生きるか)
②入院日数の短縮化(自宅、社会で過ごす日が増えている)
③外来治療の充実
④治療技術・薬剤の顕著な進歩と副作用の重症化
⑤就労への影響

この研修を通して、患者様、家族がどのように生きたいと考えているのか、外見上変化することをどう思っているのかなどを確認し、そのことをもとにタイミングを見ながら関わっていかなければいけないと思いました

木村 画像
by FC2USER018648HAI  at 08:44 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑